夜のからだを、黄金色で包む ― ゴールデンミルクの時間
2026/01/21
一日の終わり、
少し疲れが残っていたり、
「なんとなく調子が揺らいでいるな」と感じる夜。
そんなときに、アーユルヴェーダで親しまれてきた
やさしい飲みものがあります。
それが ゴールデンミルク です。
ゴールデンミルクは、
牛乳(または植物性ミルク)に
ターメリック(ウコン)やショウガ、シナモンなどのスパイスを加え、
ゆっくり温めていただく、伝統的なウェルネスドリンク。
黄金色に染まったその一杯は、
身体だけでなく、心にも静かなぬくもりを届けてくれます。
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◆スパイスがもたらす、内側からの調整
ゴールデンミルクの主役であるターメリックには、
「クルクミン」と呼ばれる成分が含まれています。
これは抗炎症・抗酸化作用を持つとされ、
身体に溜まった小さな炎症や、
日々の疲労の蓄積をやさしく整える働きがあると考えられています。
そこにショウガの温める力、
シナモンの巡りを促す性質、
黒コショウの吸収を助ける働きが合わさることで、
スパイス同士が互いを引き立て合います。
アーユルヴェーダでは、
牛乳は「オージャス(生命力・活力の源)」を育む食材。
その牛乳をベースにしたゴールデンミルクは、
内側を養いながら、静かに浄化する飲みもの として位置づけられています。
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◆飲むタイミングは、“何もしない時間”に
ゴールデンミルクは、
食事の一部としてではなく、
単体で、ゆったりとした時間に飲む のがおすすめです。
・風邪のひき始めを感じたとき
・一日を終えて気持ちを切り替えたい夜
・眠りの質を高めたい就寝前・身体を冷やさずに整えたいとき
忙しい合間に飲むよりも、
「今日はここまで」と自分を労わる時間に。
その一杯が、
呼吸を深くし、神経をゆるめ、
眠りへ向かう準備をそっと整えてくれます。
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◆基本のつくり方(1杯分)
鍋に牛乳(または植物性ミルク)約200ml、
ターメリック 小さじ1/2〜1、
刻んだショウガ、
シナモンを少量入れます。
弱火で数分沸騰させず「温まる程度」に火を入れ、
火を止めてからカップへ。
お好みで、
ほんの少しのハチミツを加えてもよいでしょう。
ゴールデンミルクは、
即効性を求めるものではありません。
※ハチミツは生ハチミツで加えるときは40℃以下をお勧めしております。
けれど、
続けるほどに、からだの声に気づきやすくなる
そんなアーユルヴェーダらしい一杯です。
今日という一日を、
黄金色のぬくもりで、静かに閉じてみませんか。